
2024年の国内航空輸送:旅客数は前年比2.9%増の1億700万人―国土交通省まとめ
経済・ビジネス
国土交通省がこのほど公表した航空輸送統計速報(2024年分)によると、24年に国内線定期便を利用した旅客は前年比2.9%増の1億702万人。利用率は2.8ポイント上昇し、77%だった。コロナ禍で落ち込んでいた需要は順調に回復し、利用率は各10年間で最高となった。
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国内線定期便の貨物輸送実績は、前年比8.0%増の60万1720トンだった。
コロナ禍前の2019年の国内線旅客数は1億667万人で、24年はこれを25万人上回った。一方、貨物量は年80万トンから90万トンあったコロナ禍前と比べ、7割程度にとどまっている。
日本の航空会社が運航する国際線の旅客数は、前年比24.5%増の2022万人。貨物量は11.2%増の151万4802トンだった。国際線の方面別旅客割合をみると、中国が13.0%、韓国8.5%、「その他のアジア」が43.9%で、アジア方面が6割以上を占めている。このほか、米大陸が16.5%、太平洋9.3%、欧州6.5%、オセアニア2.4%。
国内線の路線別旅客輸送実績トップ10は以下の通り。
バナー写真:新千歳空港の旅客ターミナル(PIXTA)