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28日にプロ野球開幕:2024年の観客数は史上最多の2668万人 1試合平均3万1000人

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2025年の日本プロ野球が3月28日にいよいよ開幕。昨季の観客数は史上最多の2668万人を記録した。

日本野球機構(NPB)によると、2024年セ・パ公式戦の入場者数は前年度比6%増の2668万1715人と、コロナ禍前の19年を上回り、5年ぶりに過去最多を更新した。858試合が行われ、1試合平均で3万1098人の観客を集めた。セントラルリーグは1試合平均3万4074人となる1461万7824人、パシフィックリーグは同2万8121人となる1206万3891人だった。

コロナ禍で禁止されていた「声出し応援」が23年シーズンに解禁され、従来の野球ファンが球場に本格的に戻ってきたことに加え、各球団によるファンサービス拡充の取り組みが、若い世代のファンの増加につながっている。

プロ野球入場者数の推移

セ・リーグで最も1試合当たりの観客入場数が多かったのは1992年の3万5309人。2005年から14年まで入場者2万人台が続いたが、15年に3万人台に戻し、コロナ禍前の19年までは順調に入場者数を増やした。

パ・リーグは、1988年に1試合当たり入場者が2万人を超え、2004年には2万6800人を記録。この年の「プロ野球再編問題」で05年に東北楽天イーグルスが誕生し、一時入場者数が減ったものの、徐々に盛り返し、23年には日本ハムファイターズの本拠地となる新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)の開業が大きな注目を集めた。24年は6球団すべてでホームゲーム前年比10万人以上の集客増となった。

球団別の1試合平均入場者数は下表のとおり。

球団別の1試合平均入場者数(2024年)

24年の1試合平均の試合時間(9回で終了の試合のみ)は3時間2分。前季より5分短縮された。

バナー写真:プロ野球日本シリーズ第6戦で日本一を決め、場内を回るDeNAの三浦大輔監督(手前右)と牧秀悟(同左)ら=2024年11月3日、横浜スタジアム(時事)

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