サッカー：なでしこジャパンが世界ランキング5位に 　男子は現在15位

なでしこは昨年12月、デンマーク人のニルス・ニールセン氏が監督に就任。ことし2月に米国で開催の国際大会「シービリーブスカップ」で、世界ランキング1位の米国に勝利して優勝した。

なでしこジャパンは女子ワールドカップの2011年ドイツ大会で、米国を破って初優勝。11年から14年途中まで3位をキープした。12年のロンドン五輪で準優勝、15年のW杯カナダ大会で準優勝を飾ったものの、その後は両大会ともベスト8、ベスト16どまりで、ここ数年はトップ10から外れる期間も多かった。

今回のランキング上位は、米国、スペイン、ドイツ、イングランドの順。いずれも強豪だが、なでしこにとっては27年のW杯ブラジル大会に向け、優勝を目標にできるポジションにつけたと言える。

過去のサッカー女子W杯

第1回（1991・開催国：中国）
1次リーグ敗退（0勝3敗）

第2回（1995・開催国：スウェーデン）
ベスト8（準々決勝0ー4 米国）

第3回（1999・開催国：米国）
1次リーグ敗退（0勝1分2敗）

第4回（2003・開催国：米国）
1次リーグ敗退（1勝2敗）

第5回（2007・開催国：中国）
1次リーグ敗退（1勝1敗1分）

第6回（2011・開催国：ドイツ）
優勝 （決勝2－2＜PK3－1＞米国）

第7回（2015・開催国：カナダ）
準優勝（決勝2－5 米国）

第8回（2019・開催国：フランス）
ベスト16（1－2オランダ）

第9回（2023・開催国：豪・NZ）
ベスト8（準々決勝1ー2スウェーデン）

一方、「SAMURAI BLUE（サムライブルー）」が愛称の日本代表（男子）は、昨年12月発表の最新世界ランキングで15位。現在26年W杯（米国、カナダ、メキシコ）のアジア最終予選を戦っているが、ほぼ本選出場は間違いない情勢だ。

前回の22年W杯をベスト16の成績で終え、その直後の世界ランキングは20位。23年の国際親善試合で強豪ドイツを再び破るなどし、じりじりと順位を上げている。

過去のサッカーW杯

1998年（開催国：フランス）
1次リーグ敗退（0勝3敗）

2002年（開催国：日本・韓国）
ベスト16（0－1トルコ）

2006年（開催国：ドイツ）
1次リーグ敗退（1分2敗）

2010年（開催国：南アフリカ）
ベスト16（0－0<PK3-5>パラグアイ）

2014年（開催国：ブラジル）
1次リーグ敗退（1分2敗）

2018年（開催国：ロシア）
ベスト16（2－3ベルギー）

2022年（開催国：カタール）
ベスト16（1－1<PK1-3>クロアチア）

バナー写真：女子サッカーの国際大会シービリーブスカップで優勝し、喜ぶなでしこジャパンの選手たち＝2025年2月26日、米サンディエゴ（AFP＝時事）