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2024移住希望地ランキング 群馬が初の首位、静岡抜く 魅力は東京へのアクセス、自然環境…

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地方への移住熱が続いている。2024年の移住希望地の都道府県ランキングで、群馬県が初の首位となった。23年まで4年連続でトップだった静岡県は2位だった。

ランキングは、地方移住に関する情報を提供している認定NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京)が25年2月に発表した。同センターの窓口を訪れた相談者へアンケート調査を行い、11782人から回答を得た。

2024年 移住希望地ランキング

順位 相談窓口 セミナー参加
1 群馬 群馬
2 静岡 福島
3 栃木 広島
4 長野 長野
5 福岡 和歌山
6 北海道 山口
7 宮城 富山
8 山梨 愛媛
9 福島 北海道
10 山口 静岡

出所:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター

群馬県は23年の2位から上昇。伸び伸びと子育てをしたい20~30代の相談が増えた。東京へのアクセスの良さや豊かな自然環境などが高評価につながった。同センターによると、「仕事に追われるより、家族や自分の時間を大事にしたい」「災害の少ない地域に住みたい」といった希望があったという。

2位の静岡県は、東京へのアクセスの良さ、温暖な気候などでもともと人気が高い。3位の栃木県、4位の長野県は前年と同じで、5位には福岡県が昨年6位から浮上した。他にも、9位の福島県(前年12位)、13位の千葉県(同15位)、16位の兵庫県(同18位)がそれぞれランクを上げた。

移住に関するセミナーの参加者に行ったアンケート調査には、13349人が回答。こちらも群馬県が最も人気が高く、前年に続いて首位となった。大きくランクアップしたのは、2位の福島県(同8位)、3位の広島県(同7位)、6位の山口県(同19位)、7位の富山県(同12位)。

移住相談件数の推移

面談やセミナー参加などの総相談件数は前年比4.1%増の61720件で、4年続けて過去最高を更新した。

バナー写真:PIXTA

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