
悠仁さまの歩み
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悠仁さま 成年までの歩み
〈2006年9月6日〉
秋篠宮ご夫妻の長男として誕生。皇位継承権を持つ男子の誕生は秋篠宮さま以来41年ぶりだった。悠仁というお名前は、「ゆったりとした気持で長く久しく人生を歩んでいくこと」を願ってつけられた。身の回りの持ち物などに用いられる「お印」は日本固有の常緑樹で樹高が30メートルにもなる「高野槇(こうやまき)」。「大きく、まっすぐに育ってほしい」との気持ちを表したものという。
秋篠宮さまに付き添われ、悠仁さまを抱いて東京都港区の愛育病院から退院される紀子さま、2006年9月15日(AFP=時事)
〈2010年4月〉
お茶の水女子大学附属幼稚園に入園。秋篠宮ご夫妻が積極的に同世代の子と交流する機会をつくることが大事と考え、3年教育の幼稚園を選ばれたという。
秋篠宮ご夫妻とともに、幼稚園の入園式に向かわれる悠仁さま[代表撮影](時事)
〈2011年11月〉
5歳を迎え、健やかな成長を願って行われる皇室の儀式、「着袴の儀」「深曽木に儀」に臨まれた。一般の七五三に相当する。
「着袴(ちゃっこ)の儀」の装束でご一家で記念撮影[代表撮影](時事)
〈2013年4月〉
お茶の水女子大学附属小学校に入学。戦後に皇族が学習院初等科以外に入学するのは初めて。
秋篠宮ご夫妻と小学校入学に向かわれる悠仁さま(AFP=時事)
〈2019年4月〉
お茶の水女子大学附属中学校に進学。
〈2019年5月〉
天皇陛下の即位に伴い、皇位継承順位が皇嗣の秋篠宮さまに次ぐ第2位となられた。
〈2019年8月〉
中学1年生の夏休みに、初めての海外経験としてご夫妻とともにブータンを旅行。国王夫妻を表敬訪問したほか、現地の文化に触れる体験をされた。
約2時間ラバに乗り標高3500メートルの放牧キャンプを訪れた[宮内庁提供](ロイター)
〈2022年4月〉
お茶の水女子大学との提携校進学制度を利用し、筑波大学附属高校に入学。バドミントン部に所属し、練習に励まれた。
高校在学中は、夏に開かれる全国高校総合文化祭の開会式に出席し、同世代の高校生たちと交流された。また、2024年2月には第2次世界大戦後のシベリア抑留や引き揚げに関する資料を展示する京都府舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」を私的に訪問され、地元の高校生らでつくる「学生語り部」の案内で、展示資料を見学された。
引揚記念館で学生語り部に質問をされる悠仁さま[代表撮影](時事)
〈2025年3月〉
成年に際して初めての記者会見に臨まれた。
「周りの方々からご助言をいただきながら、一つ一つに丁寧に取り組み、成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたい」と、抱負を語った。ご自身の結婚については、「まだ深く考えたことはありません」と述べられた。
〈2025年4月〉
筑波大学生命環境学群生物学類に進学される。
悠仁さまは、幼い頃から動物や昆虫などの生き物に強い関心を持ち、赤坂御用地や皇居に生息するトンボを調査して論文にまとめ、2024年8月には昆虫学の国際会議に参加した。ご自身の関心を深めることのできる進学先を選ばれたという。
初めての記者会見では、ご自身の長所として、「興味のあることを徹底して追求することができる」とし、夏の昼過ぎから日暮れまでトンボの観察に没頭したエピソードを披露された。
栃木県高根沢町の御料牧場で馬にエサを与える悠仁さま(2009年3月26日撮影、時事)
南方熊楠記念館(和歌山県白浜町)で粘菌の標本を観察される秋篠宮さまと悠仁さま [2017年12月5日、代表撮影](時事)
赤坂御用地で自然観察[2018年8月10日撮影、宮内庁提供](ロイター)
〈2025年9月6日〉
悠仁さまが成年になったことを内外に表明する「成年式」。成年用の冠を受け取る「冠を賜うの儀」、冠を授けられる「加冠の儀」、天皇、皇后両陛下にあいさつする「朝見の儀」などに臨む。
昨年9月に成年になられたが、高校3年生として進学に向けた準備を進める大切な時期だったため、1年遅れて19歳の誕生日に当たる日に実施することになった。悠仁さまは、成年式の後、成年皇族として新年祝賀の儀や新年一般参賀などの宮中行事や宮中祭祀(さいし)に参列される。
バナー写真 : 成年に当たり初めての記者会見をされる秋篠宮家の長男悠仁さま[代表撮影](共同)