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睡眠足りてる? 理想は8時間、現実は6時間 ―フジ医療器調査 : 6割の人が「何度も目が覚める」

健康・医療 暮らし

上司に押し付けられた難題で頭を悩ませてなかなか寝付けない。夜中にハッと目が覚めて「ああ、報告書がまだできていなかった!」と心臓が締め付けられる ― と読んで「私のこと?」と思う人も多いのでは?もともと睡眠時間が短い上に、何度も目が覚める、快眠からはほど遠い日本の睡眠事情。

慢性的に睡眠が足りていないと言われる日本人。フジ医療器(大阪市中央区)が同社のメルマガ会員などを対象に2024年12月に実施した「睡眠に関する調査」で平日の平均睡眠時間を聞いたところ、最も多かったのは「6時間」36.6%。「5時間以下」と回答した人も22.5%いて、平日は約6割の人が6時間以下の短い睡眠で過ごしていることが分かった。

休日の平均睡眠時間は「7時間」33.7%が最も多く、平日に比べると長めの睡眠時間を確保している。ただ、理想の睡眠時間は過半数の54.5%が「8時間」と回答しており、平日・休日ともに、満足のいく睡眠時間を確保できていないのが実情だ。

睡眠時間

また、68%の人が「睡眠の悩みがある」と回答。具体的な内容としては、「就寝中に何度か目が覚める」58.8%がトップで、「眠りが浅い」44.2%、「寝ても疲れがとれない」42.8%、「トイレが近い」40.9%が続いた。

悩みの原因について最も多かったのは「年齢」52.2%。「仕事のストレス」が31.6%、「運動不足」が31.0%で続いた。

睡眠に関する悩み

バナー写真:PIXTA

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