
スポットワーク「生活のために収入得たい」27%―連合調査 : 募集と仕事内容違うなどトラブルも
仕事・労働 社会
「次の仕事が見つかるまで、短期のバイトでつなぎたい」「雨で仕事の予定が流れたので、その分、別の仕事で稼ぎたい」―そんな働く側のニーズと、人手不足業種のニーズをマッチングするスポットワーク。便利で合理的な半面、トラブルも少なくないようだ。
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スマホのアプリを使ったマッチングで短期間や単発の仕事を受発注する、いわゆる「スポットワーク」「スキマバイト」等といった働き方が増加している。
日本労働組合総連合会(連合)は2024年12月に、15歳以上のスポットワークで働いたことがある1000人を対象に実態調査を実施。スポットワークで働こうと思った理由は、「生活のために収入を得たい」27.1%が最も高く、「時間の有効活用」24.5%、「賃金即時払い」18.4%が続いた。
スポットワークで従事したことがある仕事は、「倉庫作業」27.5%と、「飲食店スタッフ」21.0%が特に多かった。
正社員などで長く働いている場合とスポットワークとでは、失業給付や厚生年金など受けられる国の保障に違いがあることを知っているか聞いたところ、「知っている」「なんとなく知っている」を合わせて67.9%、「知らない」は32.1%。
性別では、「知っている計」は女性62.8%に対して、男性73.0%と10ポイント以上の開きがあった。 世代別では、10 代では77.5%、50代以上では56.5%で、若い世代ほど認知度が高かった。
スポットワークで働いたことがある人の半数近い46.8%が仕事上のトラブルを経験したことがあり、具体的には、求人時と仕事内容や労働条件が違ったり、十分な指示・教育がなかったなどが多かった。
バナー写真 : PIXTA