
新築マンション、東京都区部は2年連続1億円超―不動産経済研究所 : 資材費・人件費高騰で高止まり
経済・ビジネス 暮らし
2024年の首都圏新築分譲マンションの最高価格は「クラッシィタワー新宿御苑」の20億円だそう。「今年の年末ジャン宝くじで一等前後賞が当たったら…!?」などと非現実的なことを考えている小市民には一生届かない遠い世界。
他の言語で読む
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
不動産経済研究所(東京・新宿)が発表した2024年の東京都区部の新築分譲マンション平均価格は、前年比2.6%減の1億1181万円で、2年連続で1億円の大台を超えた。資材・人件費ともに上昇しており、販売価格も高止まりしている。発売戸数は8275戸で前年比30.5%減。
首都圏全体(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)では、前年比3.5%減の7820万円。都区部の供給が大幅に減少したことで、平均値は押し下げられたが、エリア別でみると、東京都下5890万円(8.9%増)、神奈川県6432万円(6.0%増)、埼玉県5542万円(13.8%増)、千葉県5689万円(18.9%増)といずれも上昇している。
首都圏全体の供給戸数は前年比14.4%減の2万3003戸と調査開始の1973年以来、過去最少となった。1億円超の “億ション”は前年比526戸減の3648戸。
25年の発売戸数は、前年比13.0%増の2万6000戸まで回復する見込みだが、建設費や人件費が高止まっているため、販売価格には上昇圧力がかかっている。
バナー写真 : PIXTA