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長生きが「寿」と思えなくなる? : 介護施設の入居一時金、「家族親族も負担」が7割
経済・ビジネス 家族・家庭 暮らし 社会
世界の先頭を走る長寿国・日本。しかし、生きていくにはお金がかかる。介護施設の月額利用料は10~20万円台がボリュームゾーンだが、2025年度の国民年金の支給額は、40年間納付した人で月額6万9308円。
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2025年、団塊の世代が後期高齢者となる。社会の高齢化が一段と加速し、介護サービスへのニーズがますます高まることが予測される。
介護施設検索サイト「LIFULL介護」が、直近1年以内に介護施設や高齢者住宅に入居した人の家族1873人を対象に、介護施設入居にまつわる「お金」の問題を調査した。
月額利用の料金とは別途かかる「入居一時金」が「0円=なし」25.4%にとどまる。引っ越し費用なども含めて、入居に際してある程度、まとまった額を覚悟しておく必要がある。
入居一時金を、「(入居者)本人」だけで負担したケースは26.9%。それ以外は、子どもやきょうだいなどが共同で負担しており、家族・親族にもなんらかの経済的負担が発生している。
「入居した施設の月額」は、「10万円台」33.6%、「20万円台」27.3%が合わせて約6割を占めるボリュームゾーン。介護施設における月額費用には介護サービスの自己負担額や居住費・食費・管理費などが含まれているとはいえ…年金しか収入のない高齢者にとっては重い負担。ちなみに、2025年度の年金支給額は、保険料を40年間納付した満額1人分で月額6万9308円、厚生年金は夫婦2人のモデル世帯で23万2784円。
バナー写真 : PIXTA