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イチロー氏、米野球殿堂入り 日本選手初
スポーツ 国際・海外
大リーグで大きな功績を残したイチロー氏が、日本人選手として初めて米野球殿堂入りを果たした。
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米野球殿堂は2025年1月21日(現地時間)、19年に引退したイチロー氏(マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)の殿堂入りを発表した。日本人選手では初めて。
イチロー氏の大リーグ通算成績
試合数 | 2653 |
打数 | 9934 |
安打 | 3089 |
本塁打 | 117 |
打点 | 780 |
打率 | .311 |
盗塁 | 509 |
出所:MLB.com
01年に大リーグでデビューしたイチロー氏は、10年連続で200本以上の安打を放ち、04年にはジョージ・シスラーの持つ大リーグ記録を84年ぶりに更新する262安打をマークした。大リーグ通算2653試合で9934打数3089安打、117本塁打、780打点、打率3割1分1厘、509盗塁を記録。リーグ最多安打は7度、ゴールドグラブ賞には01年から10年連続で選ばれた。
野球殿堂入りにあたっては、大リーグで10年以上プレーした選手が引退後5年で選考対象となる。全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する記者による投票が行われ、75%以上の票を得た候補者が選ばれる。日本人選手では過去、野茂英雄氏、松井秀喜氏も候補者にノミネートされた。
イチロー氏 大リーグでの歩み
2001(SEA) | 新人王とMVP(最優秀選手)を同時受賞。ゴールドグラブ賞 |
2002(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2003(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2004(SEA) | ゴールドグラブ賞、大リーグのシーズン最多安打記録 |
2005(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2006(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2007(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2008(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2009(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2010(SEA) | ゴールドグラブ賞 |
2011(SEA) | 大リーグデビュー10年 |
2012(SEA、NYY) | シーズン途中にヤンキースへ移籍 |
2013(NYY) | 日米通算4000安打 |
2014(NYY) | オフにフリーエージェント(FA) |
2015(MIA) | マーリンズへ移籍 |
2016(MIA) | 史上30人目の3000安打、史上38人目の500盗塁 |
2017(MIA) | 右翼手として4000刺殺 |
2018(SEA) | マリナーズへ復帰 |
2019(SEA) | 開幕シリーズで引退表明 |
*カッコ内は所属チーム。「SEA」はマリナーズ、「NYY」はヤンキース、「MIA」はマーリンズ
出所:MLB.com
バナー写真:マリナーズ時代のイチロー選手。打席でバットを立てるルーティーンがおなじみだった=2012年5月3日、米フロリダ州セントピーターズバーグ(REUTERS/Brian Blanco)