社長の輩出率 徳島が7年連続トップ
経済・ビジネス 社会
社長の「輩出率」が高い都道府県は? 出身地と人口から算出したところ、地方の各県が上位となったが…。
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2024年の「社長輩出率」は、徳島県が1.35%で7年連続トップとなった。3位の香川県、5位の愛媛県、10位の高知県と、四国4県全てが10位内に入った。信用調査会社の東京商工リサーチ(TSR)が発表した。
東北勢も、山形県(2位)、秋田県(4位)、青森県(7位)、福島県(9位)と4県が10位内にランクインした。一方、輩出率が低いのは首都圏。最下位の埼玉県から千葉県(46位)、神奈川県(45位)と続き、東京都は42位だった。
TSRの担当者は上位県について、「人口が減少し、輩出率を算出する際の分母が小さくなっていることが一因」だと話し、下位の首都圏は他県出身者の転入を含めた人口増が輩出率を下げる要因になっていると分析している。
また、社長の出身都道府県と本社の所在地が同一の「地元率」は、沖縄県が92.4%で、調査開始以来11年連続の首位だった。47都道府県のうち唯一90%台を維持している。前述の担当者は、「観光、公共事業、米軍基地関連の産業が活発な地域性と、離島という地理的要因が、『地元起業』につながっているようだ」と指摘している。
バナー写真:PIXTA