日本2位転落 ’24パスポートランキング
国際・海外 旅
2024年の世界パスポートランキングで、長年にわたって「最強」とされてきた日本が2 位に転落した。
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ビザ(査証)なしで渡航できる国、地域の数を比較したパスポートの2024年世界ランキングで、日本は2位となった。日本は18年から6年連続で1位だったが、24年はシンガポールの単独首位となった。英コンサルタント会社、ヘンリー・アンド・パートナーズが国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、199カ国・地域のパスポート、227の渡航先について調査した。
2位には日本とともにフィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペインが入った。いずれの国もビザなし渡航ができるのは192カ国・地域で、1位のシンガポールは195だった。
世界のパスポートランキング 2024(カッコ内はビザなしで渡航できる国・地域の数)
1位 シンガポール(195)
2位 日本、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、韓国、スペイン (192)
3位 オーストリア、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン(191)
4位 ベルギー、ニュージーランド、ポルトガル、スイス、英国(190)
5位 オーストラリア、ギリシャ(189)
出所:ヘンリー・アンド・パートナーズ
5位圏外では、8位米国(ビザなし渡航186カ国・地域)、34位台湾(同141)、46位ロシア(同116)、60位中国(同85)、90位エジプト(同52)などとなっている。アラブ首長国連邦(UAE)は初めてトップ10入りし、9位(同185)。
一方、日本がビザなし入国を認めているのは70カ国・地域でランキングは70位。シンガポールは164カ国・地域で、15位だった。
バナー写真:PIXTA