2024年新語・流行語大賞候補30語をざくっと100文字で
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【アサイーボウル】
アサイーはポリフェノールなどをふんだんに含み、美容効果もあるとされるスーパーフード。2000年代中盤に第1波の流行。アサイースムージーとシリアルなどを組み合わせた映えるボウルにZ世代が注目して再ブレーク。
【アザラシ幼稚園】
オランダのアザラシ保護施設が2019年からライブ配信しているアザラシの赤ちゃんの動画。X(旧ツイッター)ユーザーによる投稿で突如、注目が集まった。
【インバウン丼】
インバウンド(訪日外国人)向けの高級海鮮丼。当初は外国人向けのぼったくり価格と批判的なニュアンスだったが、歴史的円安局面で、インバウンド客にはそれほど痛手ではない?
【裏金問題】
共産党機関紙「赤旗」が、自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金規正法違反をスクープ。衆院選挙期間中の “裏公認” 報道が追い打ちとなり連立与党過半数割れ。議席を伸ばしたのは立憲・国民で、共産は議席減。
【界隈】
もともとは地理的な「その辺り」を表す言葉だったが、Z世代を中心に「共通の人」「仲間」的な意味合いで使われる。「風呂キャン(=キャンセル)界隈」は「風呂に入るのが面倒くさい気分」の共有。
【カスハラ】
カスタマー・ハラスメントの略。消費者や顧客による理不尽なクレームや悪質な嫌がらせ。流通業界や電鉄会社が相次いでカスハラ対応方針を発表、「お客さまは神さまです」はもう古い。
【コンビニ富士山】
山梨県の富士河口湖町のコンビニ越しに富士山を望む構図が外国人観光客に人気撮影スポットに。マナー違反、交通ルール無視に住民の苦情が殺到し、同町が最終手段として「目隠し」設置に踏み切った。
【侍タイムスリッパー】
現代にタイムスリップしてしまった場末の会津藩士が、斬られ役としての第二の人生を模索。全財産をつぎ込んだ自主制作映画。単館上映から、全国上映への大ヒット。
【初老ジャパン】
パリ五輪総合馬術団体で92年ぶりに銅メダル。チーム4人の平均年齢が41.5歳と聞いて、「全然、初老じゃないよ!」と日本中の中年世代がツッコミを入れたが、広辞苑によれば、初老は「40歳の異称」。
【新紙幣】
2024年7月、20年ぶりの紙幣切り替え。三次元ホログラムなど世界最先端の偽造防止技術を取り入れたが…キャッシュレス時代が到来し、紙のお札の出番は減少傾向。
【新NISA】
個人投資家の税制優遇制度NISAで、年間投資枠や非課税保有限度枠が拡大。政府が旗を振る個人金融資産の「貯蓄から投資へ」の流れに乗っかったものの、株価の乱高下で胃の痛い思いをした人も多い?
【ソフト老害】
元放送作家の鈴木おさむさんが自著『仕事の辞め時』の中で、自戒を込めて使った言葉。ちなみに鈴木おさむさん52歳。世の中の52歳の大半は、老害と言われようとも仕事を辞められない。
【トクリュウ】
SNSで犯罪の実行役を集め、互いの素性も知らずに強盗や詐欺などの犯罪におよぶ匿名・流動型犯罪集団。警察庁が「トクリュウ」と命名。
【南海トラフ地震臨時情報】
8月に南海トラフ地震想定域の西端・日向灘でマグニチュード7.1の地震が発生し、気象庁が初の臨時情報を発出。その時には大地震は来なかったが、100~150年間隔で繰り返し発生している事実を忘れてはいけない。
【猫ミーム】
ミームはネットで流行する画像・動画など。TikTokに取り上げられた「飛び跳ねる猫」の動画に「マイ・ハッピー・ソング」という曲を組み合わせた作品が流行のきっかけ。
【はいよろこんで】
俳優・菅田将暉さんの弟でマルチクリエイターこっちのけんとさんが配信した楽曲。社会の生きづらさを歌う内容が共感を呼んだ。でも、菅田将暉の弟であることの生きづらさは、けんとさんにしか分からない。
【8番出口】
架空の地下鉄駅構内を舞台にした脱出ゲーム。個人のゲーム開発者 KOTAKE CREATE(コタケクリエイト)が制作。You Tuber やV Tuberが公開した実況動画から人気に火が付いた。
【はて?】
日本初の女性法曹をモデルにしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』の名セリフ。現代よりももっと女性が生きづらかった時代に道を切り開いていった寅ちゃんの原動力は、世の中の不条理に対する素朴な「はて?」だった。
【BeReal】
ランダムな時間に「2分以内に写真を投稿せよ」と促す写真共有アプリ。周囲を撮影すると、自動的に自撮りもされる。「映えるシーンを選べない」「盛っている時間もない」インスタと逆行するコンセプトがウケている。
【被団協】
日本原水爆被害者団体協議会。核兵器が二度と使われてはならないことを、被爆者自身の証言によって証明した長年の努力が報われた。しかし、それは核兵器の危機が迫っていることの裏返しでもある。
【50-50】
ドジャースの大谷翔平選手が、前人未到の50本塁打・50盗塁達成。昨年9月に右ひじ手術を受けリハビリ途上、信頼していた通訳の水原一平氏の裏切りがシーズン初めに発覚。とてつもない逆境をはねのけての偉業。
【ふてほど】
TBS系金曜ドラマ枠で放送された宮藤官九郎脚本の『不適切にもほどがある!』は令和と昭和を行き来するタイムスリップもの。何かと「コンプライアンスだ」と言われて生きづらさを感じている昭和世代が激しく共感。
【Bling-Bang-Bang-Born】
ヒップホップユニットCreepy Nutsの楽曲で、TVアニメ『マッシュル』の主題曲。ダンス動画が話題となり、世界的な大ヒットに。ユニット名を和訳すると「マジ、やべー奴ら」。でも、ここには書けない別の意味もあるみたい。
【ブレイキン】
ブレイクダンスの技や独創性、芸術性などを競うパリ五輪採用の新競技。これまで数々の大会で優勝してきたSHIGEKIX(半井重幸)は4位に終わりメダルならず。採点競技の難しさよ…。女子はAMI(湯浅亜美)が金メダルを獲得。
【ホワイト案件】
SNSを通じて実行犯を募集する “闇バイト” が社会問題化し、ブラックでないことをアピールするために使われるようになった言葉。でも、実際はブラック!「運ぶだけ」「回収するだけ」で何万円も稼げるはずない!
【マイナ保険証一本化】
12月2日から紙の健康保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証に一本化。マイナンバー浸透を図りたい政府の思惑によるものだが、数々のデータ漏えい、読み取り機の不具合などのトラブルに対する説明は不十分。
【名言が残せなかった】
“逆転の女王” の異名をとるやり投げの北口榛花選手が、パリ五輪では1投目で今季自己ベストを出して金メダル。インタビューで「名言が残せなかった」と悔やんだが、どんな名言にもまさるはじける笑顔が忘れられない。
【もうええでしょう】
Netflixで7月から配信されたドラマ『地面師たち』は、実際にあった積水ハウス地面師詐欺事件をモチーフとしている。ピエール瀧さんが演じる元司法書士の男が人の話をさえぎる「もうええでしょう」のセリフが話題に。
【やばい、かっこよすぎる俺】
パリ・パラリンピック車いすテニス決勝、小田凱人選手は世界ランク1位のヒューエット選手(英)にマッチポイントを握られながらも奇跡の大逆転で金メダル。国枝慎吾さんに憧れた小田選手が、憧れられる側に。
【令和の米騒動】
新米が出回る直前の時期、スーパーの棚からコメが消えた。23年産米の精米時の歩留まりが悪かったことが影響。新米収穫期に入り、品薄問題は解消に向かったが、コメの価格高騰で消費者には大打撃。
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