100歳以上高齢者、54年連続増の9.5万人に―厚労省 : 女性が全体の88.3%、平均寿命に6歳以上の開き
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人生100年時代なんて大げさな…と思っていたけれど、絶対に自分に起こらないとは限らない…。全国の100歳以上の人が9万5000人を超えた。
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2024年9月1日時点の住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者の数が前年より2980人増加し、9万5119人となった。100歳以上人口の増加は54年連続。圧倒的に女性が多く、全体の88.3%を占めた。
国内最高齢は女性が116歳の糸岡富子さん(兵庫県芦屋市)で、男性は110歳の水野清隆さん(静岡県磐田市)。
老人福祉法が制定された1963年には、100歳以上の高齢者は全国で153人だったが、81年に1000人を突破、98年に1万人を突破し、その後も右肩上がりに増え続けている。
都道府県別で人口10万人あたりの100歳以上の高齢者の数が最も多いのが島根県の159.54人、最も少ないのは埼玉県の45.81人で3.5倍近い開きがあった。西高東低で、特に関東地方など都市圏は、人口あたりの100歳以上が少ない傾向がある。
人口10万人あたりの100歳以上人口
多い県
島根県 | 159.54 |
高知県 | 154.20 |
鹿児島県 | 130.73 |
熊本県 | 127.21 |
長野県 | 127.00 |
少ない県
埼玉県 | 45.81 |
愛知県 | 48.80 |
千葉県 | 52.60 |
東京都 | 54.00 |
大阪府 | 54.32 |
厚生労働省発表のデータを基に編集部作成
バナー写真 : PIXTA