立憲民主党代表選(2024): 立候補者のプロフィール
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立憲民主党の泉健太代表の任期満了に伴い、代表選が9月7日告示された。実質的な首相を選ぶ戦いであり、ベテランから若手まで10人以上の名前が上がる自民党総裁選に比べると、民主党代表選に対する注目度はイマイチ? 4人の立候補者のプロフィールを紹介する。
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吉田晴美 (9月7日出馬表明)
- 現在のポスト:
- 生年月日 / 年齢:1972年1月1日 / 52歳
- 出身:山形県河北町
- 学歴:立教大学
- 国政以前:証券会社社員、法務相政務秘書官
- 選挙区 / 当選回数:東京8区 / 1回
- 政党:民主党(当時)の国会議員候補者公募に応募。2017年の衆院選に結党直後の立憲民主党から立候補し、惜敗。21年衆院選で自民党の石原伸晃元幹事長らを破り初当選
- 主な党要職・閣僚経験:
- トピックス:「永田町に染まっていない1期生の視点、生活に密着した女性の視点で論戦を喚起したい」と8月下旬に出馬意欲を表明。推薦人集めに苦戦したが、同じく出馬に意欲を示していた江田憲司元代表代行と候補者一本化に向けて断続的に協議し、告示ギリギリに合意に至った
泉健太 (9月6日出馬表明)
- 現在のポスト:立憲民主党代表
- 生年月日 / 年齢:1974年7月29日 / 50歳
- 出身:北海道札幌市
- 学歴:立命館大学
- 国政以前:参院議員秘書
- 選挙区 / 当選回数:京都3区 / 8回
- 政党:民主党参院議員の秘書を経て、2000年衆院選に民主党から立候補するも落選。03年選挙で初当選。民進党が立憲民主党と希望の党に分裂した17年選挙は希望の党から出馬して当選。民進党残留組と希望の党が合流した国民民主党に参加。2020年に国民民主が分党して立憲民主党に合流する際の中心的人物
- 主な党要職・閣僚経験:希望の党政調会長、国民民主党政調会長、立憲民主党政調会長、立憲民主党代表
- トピックス:2021年10月の衆院選で立憲民主党は公示前の議席を下回り、枝野幸男代表が辞任。4人が立候補した代表戦で、逢坂誠二氏との決戦投票を制して代表に就任した
野田佳彦 (8月29日出馬表明)
- 現在のポスト:立憲民主党最高顧問
- 生年月日 / 年齢:1957年5月7日 / 67歳
- 出身:千葉県船橋市
- 学歴:早稲田大学
- 国政以前:松下政経塾1期生、千葉県議
- 選挙区 / 当選回数:千葉4区 / 9回
- 政党:日本新党結党に参加。1993年衆院選で日本新党公認で国政デビュー。96年新進党公認で2期目を目指すも落選。2000年以降6回連続民主党公認で当選。野党の離合集散の流れの中で17年選挙は無所属で当選、21年選挙は立憲民主党から
- 主な党要職・閣僚経験:財務相(菅直人内閣)、首相、民主党最高顧問、民進党幹事長、立憲民主党最高顧問
- 出馬表明会見:再び内閣総理大臣を目指す決意を固めた。一定の経験値に基づく安定感が必要。議員定数の削減、世襲禁止など本質的な政治改革を実現したい。共産党との連立は否定
- トピックス:2012年の首相在任当時、民主、自民、公明3党で「社会保障と税の一体改革」に合意。当時5%だった消費税率を2段階で10%に引き上げることを決めた。民主党は同年の衆院選で惨敗し、政権に復帰した自民党の安倍晋三内閣が14年4月に8%、19年10月に10%に引き上げた
枝野幸男 (8月21日出馬表明)
- 現在のポスト:
- 生年月日 / 年齢:1964年5月31日 / 60歳
- 出身:栃木県宇都宮市
- 学歴:東北大学
- 国政以前:弁護士
- 選挙区 / 当選回数:埼玉5区 / 10回
- 政党:日本新党の候補者公募で選ばれ1993年衆院選当選、国政デビュー。96年旧民主党結成に参加し、7回連続で民主党公認で当選。野党の離合衆参の中で2017年立憲民主党結党
- 主な党要職・閣僚経験:行政刷新担当相(鳩山由紀夫内閣)、民主党幹事長、内閣官房長官(菅直人内閣)、経済産業・原子力経済被害担当相(野田佳彦内閣)、立憲民主党代表
- 出馬表明会見:自民党に勝てる連携の形を模索するも、共産党との全国一律の選挙協力は否定。原子力に依存しない社会目指す。
- トピックス:東日本大震災、東京電力福島第1原発事故の発生時の官房長官。政府のスポークスマンとして発災後しばらくの間、早朝から深夜まで何度も記者会見で状況を説明する姿に、SNS上では 「#枝野、寝ろ」のハッシュタグ投稿が相次いだ
8月26日に開催された立候補予定者への事前説明会には、当選1回の吉田晴美氏、出馬に意欲を示している江田憲司元代表代行、馬淵澄夫元国土交通相、西村智奈美代表代行が所属するグループの担当者も出席した。
バナー写真:立憲民主党代表選に立候補し、撮影に応じる(左から)吉田晴美、泉健太、枝野幸男、野田佳彦の各氏=7日午前、東京・永田町の立憲民主党本部(共同)