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海外開催では過去最多の45個のメダル獲得―パリ五輪 : 稼ぎ頭はレスリング、史上初の快挙も続出

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パリオリンピック、自国開催以外では過去最多の20個の金メダルなど、総計45個のメダルを獲得した。時差7時間。連日、深夜の熱戦に釘付けになり、寝不足気味の人も多いのでは?

パリ五輪、日本は金20個、銀12個、銅13と合計45個のメダルを獲得した。金メダルの数は開催国のフランスの16を上回り、米国と中国の各40に次ぐ3位。自国開催を除いた大会としては、金メダル数と合計数は史上最多を記録した。

日本の五輪での獲得メダル

メダルラッシュをけん引したのは後半日程を盛り上げたレスリング。メダル総数11個のうち、8個が金メダルだった。しかも、女子は出場6人全員がメダリストとなった。53キロ級の藤波朱理選手はパリ五輪で公式戦連勝記録を137まで伸ばし無敵の強さを誇るが、まだ20歳。今後の活躍にも期待できる。

フェンシングは個人・団体合わせて5個のメダルを獲得。太田雄貴さんが2008年の北京五輪の男子フルーレ個人で日本フェンシング史上初のメダルを獲得してから、着実に選手強化をしてきたことが実を結んだ格好だ。

また、女子やり投げの北口榛花選手が陸上女子のフィールド種目としては初のメダルを獲得した他、男子高飛び込みの玉井陸斗選手(銀)、男子近代五種の佐藤大宗選手(銀)も日本として初メダルとなった。

逆転で五輪出場権を得たスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手は、決勝で厳しい戦いを強いられていたが最終5本目で最高点をたたき出して逆転勝利、2連覇を決めた。スケートボード女子ストリートでは、吉沢恋選手と赤間凛音選手のワンツーフィニッシュ。

一方、柔道は団体含めて8個のメダルを獲得したものの、東京大会の12個からは大きく後退。特に、女子はメダル2個にとどまった。

バナー写真:“新・霊長類最強” と呼ばれるレスリング女子53キロ級の藤波朱理選手。金メダルを手に笑顔がはじけた(ロイター)

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