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日本人、過去最大の86万人減少―人口動態調査 : 外国人、初の300万人超に

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総務省が公表した2024年1月1日時点の日本人人口は1億2156万1801人で前年から86万1237人減った。前年比減少幅は1968年の調査開始以来、最大。

総務省が公表した2024年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、全国の人口は前年比0.42%減の1億2488万5175人だった。

このうち、日本人は前年比86万1237人(0.70%)減少して1億2156万1801人。減少数は22年の80万人から大幅に拡大しており、人口減が加速している。日本人人口の減少は2009年から15年連続。都道府県別では東京は3933人(0.03%)増と3年ぶりに微増となったが、46道府県は減少が続いた。減少率が大きかったのは秋田(1.83%)、青森(1.72%)、岩手(1.61%)と北東北が特に厳しい状況となっている。

23年の日本人出生者数は72万9637人で8年連続で過去最少を更新。死亡者数が出生者数を上回る「自然減」は85万360人と16年連続で拡大した。

一方、外国人住民は、新型コロナウイルスによる入国規制が緩和されたことなどにより国外からの転入が活発化しており、32万9535人(11.01%)増の332万3374人となった。外国人の集計を始めた2013年以降最多。

住民基本台帳の日本人人口の推移

都道府県別で最も人口(外国人も含めた総計)が多いのは、東京都の1391万1902人。神奈川県920万8688人、大阪府877万5708人と続いた。最も少ない鳥取県は54万207人で、東京の25分の1以下。

東京、関西、名古屋の三大都市圏全体の外国人も含めた人口は6604万1511人。4年連続で減少したものの、なお全人口の52.88%が集中している。外国人住民は、大都市部への集中が一段と鮮明で、全体の52.24%が東京、愛知、大阪、神奈川、埼玉で暮らしている。

人口の多い都道府県と少ない都道府県(全住民)

東京 13,911,902 鳥取 540,207
神奈川 9,208,688 島根 650,624
大阪 8,775,708 高知 675,623
愛知 7,500,882 徳島 710,012
埼玉 7,378,639 福井 752,390
千葉 6,310,158 佐賀 801,051
兵庫 5,426,863 山梨 806,369
福岡 5,095,379 和歌山 913,297
北海道 5,093,983 秋田 924,620
静岡 3,606,469 香川 948,585

出所 : 総務省

外国人人口の多い都道府県と少ない都道府県

東京 647,416 秋田 5,222
愛知 301,924 鳥取 5,509
大阪 296,579 高知 5,966
神奈川 260,163 青森 7,598
埼玉 230,234 徳島 7,797
千葉 199,833 和歌山 8,930
兵庫 129,432 山形 9,124
静岡 111,906 島根 9,587
福岡 98,130 宮崎 9,592
茨城 89,517 佐賀 9,601

出所 : 総務省

都道府県別人口構成比

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