裁判員12万人超が経験―制度開始から15年 : 死刑46人、無期懲役302人
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裁判員裁判制度スタートから15年。有権者から無作為に選ばれた裁判員が殺人や強盗致傷など重大犯罪の裁判の審理に加わる。2024年2月末までに裁判員裁判の下で46人に死刑判決が言い渡された。もしかしたら、明日、あなたにも裁判員候補に選ばれたと通知がくるかもしれない。
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刑事事件に市民の感覚を反映させる目的で2009年5月21日に裁判員制度がスタートしてから15年。選挙権のある国民から無作為に選ばれた6人の裁判員が裁判官とともに審理に加わり、有罪か無罪かを判断し、量刑も決める。最高裁が公表したデータによると、裁判員や補充裁判員を務めた人は2024年2月末までに12万4017人に上った。
裁判員に選ばれる可能性のある候補者のうち、辞退が認められた人の割合は09年が53.1%、10年は53.0%だったが、その後は上昇。近年は60%台後半で高止まりしている。
裁判員裁判は、殺人や強盗、放火など一定以上の重大犯罪が対象となる。そのため、量刑も重く、これまで裁判員制度の下で判決を言い渡された1万6387人のうち、死刑判決は46人、無期懲役は302人。無罪判決は1%弱の157人だった。
バナー写真 : PIXTA