裏金問題「知っていた」3割―18歳意識調査 : 「さらに追及すべき」も3割
政治・外交 社会 教育
パーティー券収入の裏金問題。新聞の1面トップで繰り返し報じられ、テレビのニュースでも大きな扱いだったけれど、若者の認知度は3割。問題の党に不支持を表明するために投票に行くという人も少ない。
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日本財団が若者の意見を把握するために継続的に実施している「18歳意識調査」で、自民党の政治資金パーティーの裏金問題について聞いたところ、女性は「(具体的には知らないが)聞いたことはある」46.0%が圧倒的に多く、「具体的に知っていた」は25.9%にとどまった。一方、男性は「具体的に知っていた」35.3%、「聞いたことはある」38.4%がきっ抗している。
「具体的に知っていた」と回答した人に、関係する国会議員が国民に対する説明責任を果たしているかを聞いたところ、女性・男性とも7割以上が「果たしていない」と回答した。
今後、選挙があった場合「投票に行くと思う」と回答した640人にその理由を聞いたところ、「問題の党・候補者への不支持表明」「問題の党以外への支持表明」の計は33.6%だった。
一方、「投票に行かない」と回答した133人は、「もともと投票するつもりがない」33.1%、「政治全体に対する不信」27.8%。その他の回答の中にも「どこもダメだから」「こんな世の中どうにでもなれ」「めんどくさい」など、投票を通じた意思表明には積極的ではない。
「政治資金問題をさらに追及すべき」と考えている人は32.8%だった。
バナー写真:PIXTA