「旅をすると好きになる」「ファンになって旅したくなる」―ふるさと納税が生む交流人口
経済・ビジネス 旅 社会
きっかけは返礼品の海産物セット狙いだった。でも、一緒に送られてくるリーフレットで「生産者のこだわり」「地域の課題」などを知るにつれて、なんだか他人事ではないような気分に。いとこのお姉ちゃんや親戚のおじさんに会いにいくように、ふるさと納税先に足を運ぶうちに、本当に第2のふるさとができるかもしれない。
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ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(東京)がふるさと納税をしたことがある全国の20歳以上1683人を対象に実施した調査で、「過去に旅行した地域にふるさと納税をした」ことがある人は全体の57.3%。理由は「旅先の地域を好きになり応援したくなった」52.5%、「旅先の地域が提供するお礼の品をもらいたかった」37.8%だった。
逆に、「過去にふるさと納税で寄付した地域に旅行したことがある」人は38.9%。半数には届かなかったものの、旅先を選ぶ理由の一つとなっていることは確かなようだ。旅行に行った理由については、「お礼の品でもらった食べ物を現地で味わいたかった」47.8%で最も多く、「ふるさと納税をきっかけに愛着がわいた」37.6%が続いた。
トラストバンクは、ふるさと納税がその地域への関心を喚起し、旅をするきっかけとして機能し、関係・交流人口の創出につながっていると分析している。
バナー写真:PIXTA