「ミャクミャク」って何? 人気上昇の万博公式キャラクター
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大阪・夢洲(ゆめしま)で開かれる2025年大阪・関西万博(25年4月13日~10 月13日)の公式キャラクター「ミャクミャク」は、22年3月に公募作品1898点の中から選ばれた。赤色の部分は分裂したり増えたりする「細胞」を、青色の部分は変幻自在な「水」をイメージしている。ネーミングには、人間のDNA、知恵、歴史などを「脈々」と受け継いでいくとの希望が込められている。
日本国際博覧会協会のホームページよると、ミャクミャクは人懐っこい性格で、特技はいろいろな形に姿を変えたり、雨上がりに虹を見つけること。あらゆる生き物や物事と触れ合うことが好きだという設定だ。出生地は「関西のどこかにある湧水地」となっている。
公式ライセンス商品の販売は好調なようだ。107社(4月2日現在)が公式ライセンス契約を結び、3月末時点で約800点の商品が販売されている。公式ショップはオンラインのほか東京、大阪、京都に6店が常設されており、4月12日以降、北海道、福岡などで新たに5店が順次オープンする。訪日外国人に人気のグッズ1位はミャクミャクのぬいぐるみ、2位キーホルダー、3位ステッカーとなっている。
ミャクミャクは国内外でのイベントなどに引っ張りだこだ。23年10月には、豪州メルボルン市との姉妹都市提携45周年を記念した大阪市代表団とともに豪州を訪問した。3月にベトナム・ホーチミンで開かれたイベントでは、精力的に万博をPRしている。
JR西日本は万博開幕500日前となった23年11月30日から、ミャクミャクのラッピングを施した列車を大阪環状線、JRゆめ咲線で走らせ始めた。開幕1年前の4月13日には、東海道・山陽新幹線、山陽・九州新幹線、北陸新幹線でラッピング新幹線の運行を始める。いずれも万博の会期終了まで運行される。
日本航空も23年11月28日から、特別塗装機「JAL ミャクミャクJET」を就航させており、25年5月ごろまで運行する予定だ。
バナー写真:2025年大阪・関西万博の開幕500日前を記念するイベントで、お披露目された公式キャラクター「ミャクミャク」の巨大モニュメント=2023年11月30日、大阪市中央区(時事)