ライドシェア解禁 東京など4区域で
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さまざまなモノやサービスがシェア(共有)される時代となり、移動・交通においてもいよいよ「ライドシェア」が始まる。
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一般のドライバーが自家用車を使って乗客を有料で運ぶライドシェアが、4月1日から東京などの4区域で解禁された。タクシーが不足する曜日、時間帯に限って認められ、移動手段の空白を補う。
国土交通省がライドシェアの運行を認めたのは、東京都(23区、武蔵野市、三鷹市)、神奈川県(横浜市、川崎市など4市)、愛知県(名古屋市など12市3郡)、京都府(京都市など8市4郡)。国交省は、タクシーの配車アプリのデータを分析し、タクシーの不足数を調査していた。同省は今後、4区域以外についても調査を進め、順次ライドシェアを解禁していく。
ライドシェアの運行ができる区域と時間帯
東京都(23区、武蔵野市、三鷹市)
- 月~金:午前7時台~10時台
- 金土:午後4時台~7時台
- 土:午前0時台~4時台
- 日:午前10時台~午後1時台
神奈川県(横浜市、川崎市、横須賀市など)
- 金土日:午前0時台~5時台
- 金土日:午後4時台~7時台
愛知県(名古屋市、瀬戸市、日進市など)
- 金:午後4時台~7時台
- 土:午前0時台~3時台
京都府(京都市、宇治市、長岡京市など)
- 月水木:午後4時~7時台
- 火~金:午前0時台~4時台
- 金土日:午後4時台~翌日午前5時台
出所:国土交通省
運行できる曜日、時間帯は区域によって異なる。東京、京都の2区域は毎日運行が可能としている。国交省によると、制度上は4月1日から始まるが、参入を希望するタクシー会社の申請手続きなどに時間がかかるため、実際に運行がスタートするのは少し先になるという。
バナー写真:加賀市版ライドシェアの車両をウーバージャパンのアプリで配車する女性=2024年3月12日、石川県加賀市(時事)