アニメがトップ3独占 2023年の国内映画興行収入
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2023年の日本国内の映画興行収入はトップ3をアニメ作品が独占し、全体の収入を押し上げた。
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映画製作配給大手4社でつくる業界団体「日本映画製作者連盟」が、2023年の国内の映画概況を発表した。邦画の「THE FIRST SLAM DUNK」、洋画の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」など、アニメ作品が好調で国内興行収入は前年比3.9%増の約2214億円だった。
メガヒットの目安とされている興収100億円を超えたのは、邦画1位の「THE FIRST SLAM DUNK」(158億7000万円)と同2位「名探偵コナン 黒鉄の魚影」(138億8000万円)、洋画1位の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」(140億2000万円)で、これらアニメ3作品が邦画と洋画を合わせた全体興収でトップ3となった。
邦画だけをみると、上位10作品中6作品がアニメだった。日本映画製作者連盟の小林恵司事務局次長は、「原作となる日本の漫画、コンテンツの面白さが受け、評価につながっている」と分析している。
邦画興行収入上位10作品(2023年)
- THE FIRST SLAM DUNK(★) 158.7億円
- 名探偵コナン 黒鉄の魚影(★) 138.8億円
- 君たちはどう生きるか(★) 88.4億円
- キングダム 運命の炎 56億円
- ゴジラ-1.0 55.9億円
- ミステリと言う勿れ 48億円
- 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』 45.3億円
- 映画ドラえもん のび太と空の理想郷(★) 43.4億円
- 「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(★) 41.6億円
- 劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD(★) 29.2億円
※カッコ内の★はアニメ作品
出所:日本映画製作者連盟
バナー写真:中国・上海で、「THE FIRST SLAM DUNK」のポスターを前にポーズを取る市民。日本のアニメは海外でも人気が高い=2023年4月23日(ロイター)