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新車販売5年ぶりに前年比プラス : 車名別ではホンダN-BOXが2年連続でトップ

経済・ビジネス 社会

深刻な半導体不足の影響がやや緩和して、自動車販売は5年ぶりのプラスに。しかし、コロナ禍前の500万台規模には届かなった。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2023年の国内新車販売台数の総計は477万9086台となり、前年比13.8%増と5年ぶりにプラスとなった。半導体不足などの影響が緩和されたことで復調したが、コロナ禍前の年間500万台には届かなかった。

内訳は軽自動車が前年比6.5%増174万4919台、登録車(軽自動車を除く乗用車・貨物車)などが同18.4%増の303万4167台。メーカー別では、トヨタ自動車(トヨタ+レクサス)が29.8%増と力を見せつけた。

新車販売台数の推移

主なブランド別の2023年の新車販売台数

年間販売台数(前年比増減率)
トヨタ+レクサス 1,672,750(+29.8)
スズキ 650,567(+7.9)
ダイハツ 594,507(+3.3)
ホンダ 594,285(+4.6)
日産 480,673(+6.9)
マツダ 177,904(+10.3)
スバル 106,002(+5.1)
三菱自 103,725(+14.5)
全ブランド 4,779,086(+13.8)

日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会のデータを基に作成 

車名別乗用車ランキングでは、ホンダの軽ハイトワゴンN-BOXが前年比14.4%増の23万1385台で2年連続のトップ。トヨタ自動車の小型車ヤリス19万4364台(15.3%増)、ダイハツ工業の軽タント(47.8%増)が続いた。N-BOXは見た目はコンパクトでも広々とした室内空間で軽自動車人気をけん引。6年ぶりのフルモデルチェンジもプラス要因となった。

2023 2022
1 *N-BOX(ホンダ) *N-BOX(ホンダ)
2 ヤリス(トヨタ) ヤリス(トヨタ)
3 *タント(ダイハツ) カローラ(トヨタ)
4 カローラ(トヨタ) ノート(日産)
5 シエンタ(トヨタ) ルーミー(トヨタ)
6 *スペーシア(スズキ) *タント(ダイハツ)
7 *ムーヴ(ダイハツ) *スペーシア(スズキ)
8 ノート(日産) *ムーヴ(ダイハツ)
9 ルーミー(トヨタ) ライズ(トヨタ)
10 プリウス(トヨタ) *ワゴンR(スズキ)

「*」は軽自動車
日本自動車販売連合会と全国軽自動車協会連合会のデータを基に編集部作成

バナー写真 : ホンダが2023年に発売した新型N-BOX(時事)

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