3割の親が中学校の教育に不満 : 子どもに身に付けさせたいのはコミュ力と一般教養
教育 家族・家庭 社会
子どもには充実した学校生活を送ってほしい。社会人として生きていくための力をつけてほしい ― 多くの親がそう思っているはず。高校進学を予定する子ども親で学校教育に不満を感じている人が約3割だった。
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比較サイトを展開するウェブクルー(本社東京都世田谷区)が高校進学予定の子どもを持つ親を対象に、学校教育への本音を探った。調査時期は10月中旬、1005人から有効回答を得た。
学校教育全般に対する評価を聞いたところ、最大勢力は「ある程度満足」60.5%で、「とても満足」は11.5%にとどまった。一方、「やや不満」「不満」の合計は28.3%で、3割近い親が中学校の教育に不満を持っていることになる。具体的な意見としては、「先生の質もあるかもしれないが、(授業の)時間が足りない。昔のように土曜日も学校があってもよい」「学校の授業だけでは勉強がしっかりできていない。それをカバーするために塾へ通わせている」など、質や時間の「不足感」を訴える声があった。
学校教育で「最も評価している点」と「最も評価できない点」を聞いたところ、評価しているのは「教科担任制」20.5%、「基礎的な学習指導」19.4%。評価できないのは「定期試験中心の評価方法」12.4%、「基礎的な学習指導」11.9%だった。
将来に向けて、子供に身につけてほしいこと、学んでほしいスキルの中で、特に重要だと思うものとしては、「コミュニケーション力」55.1%、「一般教養」51.7%が過半数を超えた。「デジタルリテラシー」「情報収集・分析力」は10%に満たなかった。
バナー写真 : PIXTA