
虫歯は感染症 : 「赤ちゃんにチューでうつる」知っているママは9割超
健康・医療 暮らし 家族・家庭
寝顔があまりにもかわいくて、ついチューしたくなっちゃう。なかなか食事が進まない子どもの皿に残っているおかずを自分の箸でつまんで「はい、アーンして!」―小さな子どものいる家庭では当たり前の光景に虫歯リスクは潜んでいる。
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虫歯はミュータンス菌などの細菌(虫歯菌)が引き起こす感染症。生まれたばかりの赤ちゃんの口には虫歯菌は存在せず、親や家族など身近な人から唾液を介して虫歯菌が感染する。
ロッテ(本社・東京都新宿区)は、10月中旬に全国の0~3歳の子どもを持つ親400人に対してウェブアンケート調査を実施。「虫歯菌が子どもにうつることを知っていますか?」という質問に対し、母親は「知っている」「やや知っている」の合計が93%と高率だった。父親は、母親に比べると認知率が低いものの、「知っている計」は82%に上った。
知っていた人に、知識を得たきっかけを聞いたところ、母親は「妊婦健診」26.3%が最も多く、「メディア」25.3%、「歯科健診での案内」22.0%が続いた。一方、父親は「メディア」28.7%が最も多く、次いで「パートナーから教えてもらった」22.6%だった。
ちなみに、「パートナーから教えてもらった」と回答した母親わずか2.2%で、子育てに関する情報共有の流れは「母親→父親」が圧倒的に多いようだ。
「パートナーや祖父母が子どもにキスしたり、スプーンや箸を共有した際に虫歯菌がうつることを心配したことはあるか?」との質問に対し、母親の75.8%、父親の69.6%が「ある」「ときどきある」と回答。日常的なスキンシップや食事に潜む危険にも注意を払っていることが分かった。
バナー写真 : PIXTA