老後の経済状況「不安」6割超―18歳意識調査 : 年金では生活費の半分もまかなえない!?
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「少子高齢化が進んでいるのは若者のせいではないのに、割りを食うのは自分たちだ」―と18歳たちは考えているのではないだろうか。年金では暮らしていけない将来に備えて、遊ばずに貯蓄に励まねばならないのはお気の毒すぎる。
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日本財団が17~19歳の1000人を対象に実施する「18歳意識調査」で、自身が将来、高齢者になったときの経済状況について、男性では約6割、女性では約7割が「不安がある」と回答した。
「とても不安」「少し不安」と回答した人に理由を聞いたところ、「公的年金制度の維持が困難」が45.7%で最多。特に、女性は50%が年金制度の維持に疑念を抱いている。
自身が高齢者になったときに頼りたいと思う資金源のトップは「自身の貯金」34.2%で、「公的年金」28.5%が続いた。「自身の貯金」の回答は、男性30.7%に対して、女性は37.9%と貯金を選ぶ人が多い。
自身が支払う年金保険料と受け取る年金額のバランスについて、男性では約6割、女性では約7割が受け取る年金額が「少なくなる」と回答している。
規定通りに公的年金保険料を支払ったと仮定して、将来受給する年金でどの程度の生活ができると思うか聞いたところ、「年金だけでおおむね生活できる」と回答した人はわずか3.8%。一方で3割近い29.2%が「年金だけではほとんど生活できないと」と回答した。「3割程度をまかなえる」「1割程度をまかなえる」と回答した人と合わせると、6割超が年金では生活費の半分もまかなえないと予想している。
バナー写真 : PIXTA