「子どもに習わせたい」トップは英会話―語学留学支援会社調査 : 教育で重視するのは「自分で考える力」
教育 家族・家庭 社会
小学校で英語授業が必修となり、インバウンドの外国人も増えているなかで英語習得への関心が高まっているようだ。こうした世相を反映してか、子を持つ親が今後子どもに習わせたいもののトップは「英会話」だった。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
語学留学支援のALEBA(東京都渋谷区)が実施した「子どもの教育事情に関する調査」で、「現在子どもが習っている」のは、「水泳」19.5%、「学習塾」16.0%、「英会話」12.2%。「今後習わせたい」のは、「英会話」が17.6%で最も多く、「水泳」16.0%、「学習塾」14.4%が続いた。急速な「国際化」を肌で感じ「英会話」の必要性を意識してきたことを反映しているせいかもしれない。
調査は2023年9月に幼稚園から18歳以下の子供がいる人を対象に実施。1031人から回答を得た。
これに関連して「子どものために英語学習は大切だと思いますか」との質問には、「とても思う」37.6%、「まあ思う」51.9%で、英語学習が大切だと考える親は合計で9割近くに達した。
一方で「子どもの教育で重視していること」は、「自分で考える力」70.0%が最も多く、「礼儀やマナー」66.3%、「コミュニケーション力」54.4%と続いた。「国際性」は10.2%で9位にとどまった。「英会話」を習わせたい気持ちと、「国際性」を重視することはストレートに結びついていないようだ。さらに子どもの海外留学について聞いたところ、「留学させるつもりはない」70.2%に対して、「検討している」はわずか23.9%だった。
バナー写真:PIXTA