新人の3割は転職・独立を志向 : 「会社の将来性」なければ見切りつける―日本能率協会・新入社員調査
仕事・労働 経済・ビジネス 社会
センパイから仕事の仕方をたたきこまれ、同期と切磋琢磨し、定年まで勤め上げるのが当たり前だった時代はもう終わり。社会人になったばかりの人を対象とした4月の調査で3割が転職・独立志向だった。
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日本能率協会(東京都港区)が実施した新入社員意識調査で、「定年まで1つの会社に勤めたい」「機会があれば転職・独立したい」のどちらを志向するか聞いたところ、「独立・転職」志向の人が全体の30.1%に上った。ひと昔前の終身雇用時代とは意識が変化してきている。学歴別では、高校卒業群が20.6%だったのに対し、大卒等(高等専門学校、短大など含む)は34.0%だった。
調査は同協会の新入社員向け公開教育セミナーの参加者を対象に、4月上旬にインターネットを通じて実施、675人から回答を得た。
職場でありえそうなシチュエーションを提示し、遭遇した際に考えることについて尋ねた。新入社員が「転職」を考えるのは、「会社の将来性が見込めなくなったとき」が78.4%がトップで、「社風が合わない」72.4%が続いた。一方、「昇給が見込めない」「昇進が見込めない」は50%台後半だった。
バナー写真 : PIXTA