2022年の日本の国際線航空輸送:乗降客数1550万人、コロナ禍前15%にとどまる
経済・ビジネス
国土交通省がこのほど発表した「令和4年(2022年)空港管理状況調書」によると、22年の日本の空港における国際線乗降客数(通過客含む)は1550万人で、コロナ禍前の約15%の水準にとどまった。
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新型コロナ感染拡大以前の2019年、全国の国際線乗降客数は海外からの観光客が順調に伸びて、過去最高の1億334万人を記録。22年の数字は前年比6倍以上の増加となったが、コロナ前と比べるとまだ大きく下回る水準。一方、22年の国際線の貨物取扱量は、前年比8.8%減の366万2000トンだった。
22年国際線乗降者数の空港別構成比は、成田空港47.5%、羽田空港26.0%、関西空港15.1%、中部空港6.0%の順。関西空港は2年連続で羽田を下回り、第3位だった。
国際線貨物取扱量は、成田のシェアが64.3%、関西21.4%、羽田9.4%だった。
国際線、国内線を合わせた乗降客数のトップ10は、下図の通り。第1位の羽田空港は5042万7000人で、1日あたりの平均乗降客は13万8000人。22年はコロナ禍前の6割近くまでに回復した。
バナー写真:PIXTA