暑さ続く : 熱中症搬送者数が高水準で推移―警戒アラート参考に適切な行動を
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毎年、エアコン長時間運転の夏場の電気代にぎょっとするけれど…命には代えられない。喉が渇いたと感じる前に水分補給も忘れずに!
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うだるような暑さが続いている。総務省消防庁の集計で熱中症による緊急搬送人数は7月以降、高水準で推移。7月最終週、8月第1週は週当たりの搬送人数が1万人を超えた。
熱中症の年間死者数は昨年までの直近5年間の平均で1295人。8割以上を体温調節機能が衰えがちな高齢者が占めた。熱中症発生場所で多いのは、意外にも住居などの室内で、屋内での死者の約9割がエアコンを使っていなかったり所有していなかったりした。適切なエアコン利用や、喉が渇いたと感じる前に積極的に水分や塩分を補給することが大切だ。
環境省と気象庁は熱中症リスクの極めて高い気象条件が予測された場合に、予防行動を促すため熱中症警戒アラートを発令している。アラートが発令されたら、不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用したり、スポーツは中止や延期するなど普段以上の熱中症予防行動を心掛けたい。また、周囲の高齢者や子ども、障害者への配慮も重要。
自然災害の多い日本で訪日外国人旅行者が安心して旅行できるよう、観光庁は旅行者向け災害時情報提供アプリを提供、地震や津波などの情報に加え、関東甲信地方の1都8県に熱中症警戒アラートが発令された場合にもプッシュ通知している。
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バナー写真 : PIXTA