7月の訪日外国人客数、2019年比8割に迫る : 韓国・米国はコロナ禍前上回る
経済・ビジネス 旅 旅と暮らし 社会
夏休みシーズン、街中で大きなスーツケースを引いてあるく訪日客の姿を目にすることが一段と増えている。7月の訪日客は、単月で史上最高だった2019年7月の77.6%の水準まで回復した。中国の日本への団体旅行が解禁され、今後もさらに期待したい!
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
日本政府観光局がまとめた2023年7月の訪日外国人数(推計値)は、前年同月(14万4578人)の16倍強の232万600人と、6月に続き2カ月連続の200万人超え。夏季休暇シーズンで韓国など東アジア地域や米国を中心に日本を訪れる人が増えている。単月で史上最高を記録したコロナ禍前の19年7月(299万人)の77.6%の水準まで回復した。
国・地域別で最も多かったのが韓国の62万6800人。台湾(42万2300人)、中国(31万33300人)、香港(21万6400人)、米国(19万8800人)と続いた。韓国・米国が19年7月比で10%超の伸びを記録したのに対し、日本行きの海外旅行制限措置が続いていた中国は、19年7月比70%減の水準にとどまった。
中国政府は8月10日、訪日団体旅行の解禁を発表した。コロナ禍前は全体の3割を占めた中国人訪日客が本格的に戻ってくれば、年後半から来年に向けて、インバウンド需要はさらに盛り上がりそうだ。
バナー写真 : 訪日客でにぎわう浅草寺の雷門 (2023年8月10日 / 時事)