
日本人の金銭感覚 : 「できれば借金はしない方がいい」61.7%
経済・ビジネス 家族・家庭 社会
堅実なのか? 慎重なのか? それとも、借り入れして計画的に返済する方がトクだという理屈を理解できないだけなのか? お金を借りることにネガティブな日本人の考え方が浮き彫りになった。
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三井住友信託銀行が全国1万人を対象に実施した調査で、「お金を借りる(ローンを使う、借金をする)」ことに対するイメージについて聞いたところ、「できれば借金はしないほうがいい」と考える人が61.7%に上った。資産価値があるものや、スキルを身に付けるためのローンについても、肯定的に捉える人は10%前後にとどまった。
実際の借り入れ状況については、住居を購入したことがある人(相続・譲渡による住宅保有は含まない)のうち、79.2%は住宅ローンを利用していた。
一方、毎月の生活費が不足するときに、比較的短期の借り入れである「キャッシング」を利用して埋め合わせたことがあるかを聞いたところ、「定期的に利用」「たまに利用」を合わせても7.7%にとどまった。
調査は2023年1月にウェブアンケート形式で実施。金融、マスコミ関係者などを除く18~69歳を対象に実施。1万1190サンプルを集計した。
バナー写真 : PIXTA