
防災対策、「食料・水の確保」が中心―パナソニックホームズ調査 : 住宅補強への意識は不十分?
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1923年(大正12年)9月1日11時58分、神奈川県西部を震源とするマグニチュード7.9の地震が発生、家屋の倒壊状況などから相模湾沿岸地域や房総半島南端では、現在の震度7相当の揺れであったと推定されている。100年の節目の年、地震への備えを改めて考える時。
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「関東大震災から100年」を前に、パナソニックホームズは2023年7月、街頭インタビューやウェブアンケートによる「住まいの防災」に関する意識調査を実施した。
アンケートで、日常生活で「防災を意識している」と回答したのは、「やや意識」も含めて過半数の56.7%。
「防災」と聞いてイメージするもののトップは「食料・水の確保」42.7%で、「防災グッズの用意」31.5%が続いた。
大都市では物理的に住民全員を避難所に収容するのが難しいことや、コロナ禍を経験して密回避の重要性も高まっており、近年、安全が確保できる場合にはできるだけ「在宅避難」することが推奨されている。しかし、「住宅の耐震補強」6.8%、「家具・家電の転倒防止器具設置」5.6%と、在宅避難に対する心得は十分とは言えない。
「日常生活で防災を意識している」と答えた人が実践していることも、「食料・水の備蓄」74.0%がトップ。「住宅の耐震補強」は半分以下の36.6%だった。
バナー写真 : PIXTA