年末年始の行事食「ほぼ毎回食べる」6割超:「すべて手作り」は約3割―農水省調査
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気が付けばもう12月。百貨店やレストランのお節商戦が本格化している。日頃はジャンクな食生活をしていても、正月はやっぱりだて巻きや栗きんとんを食べたくなる。
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2022年度の「和食文化に関する意識調査」で、今回はオンラインで全国の20~69歳の男女3000人に23年2月に実施した。調査対象は全国を9地域に分け、男女年代別の人口構成比に合わせて割り振った。
それによると、特別な日の行事食を「ほぼ毎回食べる」と回答した人の割合は、「正月・大みそか」(例えば、おせち料理や年越しそば、雑煮など)が最も多く64.4%。次いで「節分」(福豆、恵方巻き、いわし煮など)34.4%、桃の節句・端午の節句(ちらし寿司、柏餅、ちまきなど)19.3%だった。
お彼岸(ぼた餅、おはぎなど)、お盆(そうめん、ぼた餅など)は4割以上、秋祭り(ちらし寿司、地域の伝統食など)は5割強の人が「ほとんど食べない」と回答した。
伝統行事以外では、クリスマスに関連した食事(チキン・ケーキ)を「ほぼ毎回食べる」と回答した人は49.9%、家族の誕生日(赤飯・ケーキなど)は47.3%だった。2019年の前回調査比較すると「クリスマス」「誕生日」「節分」では行事食を食べる人の割合が上昇している。
「正月・大みそか」に行事食を食べると回答した人に、その内容を聞いたところ、「自分・家族がすべての料理を手作りすることが多い」29.2%、「手作りと購入してきたものの両方」51.4%、「すべて購入」13.7%などだった。
バナー写真:PIXTA