葬儀費用の平均は131万6000円 : コロナ禍で密を避け家族葬にシフト
経済・ビジネス 社会 家族・家庭
コロナ禍で葬儀の簡素化が進み、かかる費用も減少している。それでも、多くの人が想定している「100万円未満」では収まらない。
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終活・葬祭関連会社を傘下に持つ燦ホールディングスが、過去5年間に喪主を経験した2000人を対象に実施した調査で、葬儀費用の平均は131万6000円だった。コロナ禍前(2018-19年)平均は141万2000円、コロナ禍後(20-23年)は125万6000円で15万6000円の開きがあった。
葬儀を執り行う前に想定していた費用を聞いたところ、「20万未満」6%、「20万-50万円」22%、「50-100万円」36%で、全体の64%が100万円未満と考えていた。
葬儀の形式は全体では家族葬(家族、親しい友人が参列)66%が最も多く、一般葬(家族・友人の他、仕事関係や近隣の人が参列)は25%だった。コロナ禍前後で比べると、参列者を減らし、密を避けるため、コロナ禍後は家族葬が71%だった。1日葬(通夜式を省いて葬儀のみ行う)、火葬式・直葬(簡単な見送りや、直接火葬)が増え、簡素化が進んでいる。
バナー写真 : PIXTA