食品値上げ3万品目突破―帝国データ : 10月に値上げラッシュ到来か?
経済・ビジネス 暮らし 社会
スーパーに行くたびに、「この前まで300円でお釣りがくるくらいだったのに…」とため息が出てしまう。今年の食品値上げはついに3万品目を突破した。そろそろ、霞(かすみ)を食べて生きていく技を手に入れたい。
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帝国データバンクの食品主要195社を対象とした調査で、2023年の食品値上げ品目数が7月12日までの判明分で3万9品目となった。記録的な値上げだった2022年の2万5768品目を上回り、「過去最大級の値上げラッシュ」となっている。
2023年は6月までの半年間で2万品目が値上げしたが、7月以降も約1万品目の値上げが予定されている。原材料高に由来する値上げは一服感も出ているが、電気代やガス代、人件費の上昇、円安による輸入物価の上昇など潜在的な値上げ要因は解消されていない。
10月は現時点で酒類や調味料など3716品目が値上げを予定しているが、帝国データバンクでは「最大で1年前と同水準の8000品目台に到達する可能性がある」と予想。通年では最終的に22年より約1万品目多い3万5000品目前後に拡大する可能性があるという。
バナー写真 : PIXTA