子育て世帯、初の1000万割れ―厚労省・国民生活調査 : 子ども2人以上世帯が減少
家族・家庭 社会 経済・ビジネス
全世帯のうち、18歳未満の子どものいる世帯は18.3%と初めて20%を下回った。社会の活力をどう維持していけばよいのだろう。
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厚生労働省がまとめた2022年の「国民生活基礎調査」で、18歳未満の子どもがいる世帯は991万7000世帯と、統計開始の1986年以降初めて1000万世帯を割り込んだ。また、全世帯に占める割合も18.3%と初めて20%を下回り、少子化に歯止めがかからないことがうかがえる。
子ども人数は、最も多いのは「1人」49.3%で全体のほぼ半数。「2人」は38.0%、「3人以上」は12.7%。経年の変化を見ると、「1人」は微減で推移しているが、「2人」「3人以上」の減少幅が大きいことが分かる。
「国民生活基礎調査」は、厚生労働行政の企画や立案に必要な基礎資料を得ることを目的に、1986年に開始。3年ごとに大規模調査、その間は簡易調査を継続的に実施している。2022年は13回目の大規模調査にあたる。
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