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だるい、眠い、やる気が出ない…男性も更年期 : 認知度低く、症状あっても受診わずか1割―メディリード調査

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男性更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの低下により引き起こされる病気といわれ、加齢だけでなく、ストレスも原因と考えられている。責任ある仕事を任され、家庭や親の介護などさまざまなストレスがかかりやすい40代以降は要注意!

男性更年期障害は、女性に比べて認知度が低く、情報も限られている。ヘルスケア分野に特化したマーケティング会社 メディリード(東京都新宿区)が、全国の20~69歳の男性を対象に実施した調査で、「症状・主な治療法を知っている」4.1%、「主な症状を知っている」20.9%だった。「名前だけ知っている」44.3%、「全く知らない」30.7%。調査は4月中~下旬にかけてインターネットを通じて実施。有効回答は5252サンプルだった。

男性更年期障害の認知度

男性更年期症状をチェックする「AMSスコア」による診断で、男性更年期と考えられる人は38.2%。40代、50代は「中等度」以上が他の世代より多かった。

男性更年期症状

なんらかの症状のある人の中で病院を受診したのは全体ではわずか10.7%、AMS判定で「重度」だった人でも20%程度しか受診していなかった。病院を受診した人のうち、更年期障害と診断されたり、疑いがあると指摘された人は12.7%だった。

AMS判定別の病院での診断状況

バナー写真 : PIXTA

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