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国の借金、過去最大1270兆円 : コロナ禍に物価高加わり財政負担増

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増えるばかりの国の借金。一方で、人口減少が進んでおり、成長力なくしていかに財政を健全化させればよいのだろう…。

国債と借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」が2023年3月末時点で1270兆4990億円となり、過去最大を更新した。新型コロナウイルス対策に加えて、急激な物価高に対応した財政出動などで、22年3月末から29兆1916億円増加。7年連続の最大更新。

2022年11月1日時点の日本人人口1億2196万9000人を基に単純計算すると、生まれたばかりの赤ちゃんから、100歳超の高齢者まで国民1人当たりの借金は1041万円超となり、初めて1000万円を突破した前年よりもさらに増えた。

借金の大半を占める国債の残高は1年前から31兆7030億円増加して、1136兆3830億円。税金で返済する必要がある普通国債の発行残高は1027兆円973億円。

「国の借金」残高の推移

バナー写真 : PIXTA

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