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訪日外国人、最も好きな日本食はすし!―農林中金調査 : 「自国で食べる日本食とは違う」86.7%

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健康的でおいしいと世界的に注目される日本食。世界のあちこちの都市に日本食レストランが出店しているが、訪日外国人の多くは「自国で食べた日本食と、日本で食べた日本食は違った!」という。世界の皆さん、ぜひ、本当の日本食を体験しに日本にお越し下さい!

農林中央金庫がこの10年間に日本を訪問したことがある米国、英国、フランス、中国、韓国の計1200人を対象に実施した調査で、最も吸引力のある日本の食事は「すし」だった。

滞在時に食べた日本料理を聞いたところ、「すし」が68.3%と突出して多く、「天ぷら」47.2%、「ステーキ・焼肉」46.9%と続いた。

滞在時に食べた日本料理

「最もおいしかった料理」も、「すし」19.4%が断トツで多く、以下「ステーキ・焼肉」9.2%、「すき焼き」8.0%、「うなぎ」7.4%が続く。国別でみると、米、英、仏、韓は「すし」が支持率トップだったが、中国だけは「すし」7.0%よりも、「うなぎ」11.7%が上回った。

最もおいしかった日本料理

日本の食事や食事のマナーで印象的なことを聞いたところ、過半数の人が「食前食後にあいさつをする」を挙げた。

日本の食事・マナーで印象に残ったこと

日本の食について驚いたこと・感心したこととしては、「味がおいしい」45.7%、「盛り付けが美しい」42.7%、「メニューが豊富」41.8%などが多い。国別は、総じて、米・英・仏は驚きや感心度が高く、文化圏の近い中国・韓国では低い割合の項目が多かった。

日本の食について驚いたこと・感心したこと

「自国で食べる日本食と日本で食べた日本食は違ったか?」を聞いたところ、「とても違う」「やや違う」を合わせて86.7%高いと率だった。「とても違う・やや違う」合計の割合は、「中国」97.0%、「フランス」92.7%が高く、英国74.0%と韓国79.0%は比較的低かった。

自国の日本食と日本で食べた日本食は違った?

「また、日本に行ったら何が食べたいか?」という質問に対しても、やはり「すし」58.7%がトップ。恐るべし、「すし」の吸引力!

バナー写真 : PIXTA

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