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新型コロナウイルス、インフルと同じ「5類」に移行 : 国内総感染者数3380万人、3.6人に1人感染

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2020年1月に国内で最初の感染者が確認されてから3年4カ月、私たちの生活を混乱に陥れた新型コロナウイルスの累積の感染者数は3月8日午前零時時点で3380万2739人、死者は7万4669人に上った。5月8日からは季節性インフルエンザと同じ「5類」の分類となる。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けは、2023年5月8日をもって、「2類」相当から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した。感染者の国内初確認から約3年4カ月の間には、東京など大都市で4度の緊急事態宣言が発出され、外出の制限や飲食店などの営業が規制されたほか、経済・社会活動に大きな支障を来した。コロナウイルスの感染が終息したわけではないが、社会・経済活動が正常化し、普通の生活が戻ってくる。

国内での感染状況

国内累計感染者数 3380万2739人
死亡者数 7万4669人
ワクチン総接種回数 3億8372万6262回

出所 : 厚生労働省

コロナに翻弄された3年間

5類への移行に伴い、これまで無料だったウイルス検査や外来診療の医療費は原則として自己負担となる。

感染者や濃厚接触者の行動制限はなくなり、マスクの着用も個人の判断となった。厚生労働省は感染者の療養期間の目安について、発症翌日から5日間は外出を控え、10日間はマスクを着用するよう推奨している。

新規感染者数は「全数把握」に基づき毎日発表されてきたが、5類移行に伴い、全国約5000の医療機関に報告してもらう「定点把握」に変更し、厚労省が週1回、データを公表する。 

5類移行でどう変わる

これまで 5類移行後
医療費 初診料のみ自己負担 原則自己負担
ワクチン 無料 2023年度は無料
外出自粛 感染者原則7日 求めない / 感染者には発症日を除く5日間を推奨
濃厚接触者原則5日
マスク 原則着用 個人や事業所の判断
感染者の把握 全数把握 定点観測

バナー画像 : PIXTA

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