2023年のプロ野球選手平均年俸は4468万円:前年比156万円増―選手会調査
スポーツ
日本プロ野球選手会がこのほど発表した2023年シーズンの年俸調査結果によると、12球団の支配下登録714選手の平均は4468万円だった。
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平均年俸は前年に比べ156万円の増加。現行の調査方法となった1988年以降、最高を更新した。リーグ別ではセントラル・リーグが4552万円、パシフィック・リーグが4385万円で、4年ぶりにセが上回った。
年俸の中央値(714人の中で真ん中の順位にいる選手の年俸)は1600万円で、前年より100万円増加した。
平均年俸は、1986年に1000万円を超え、94年に2000万円台、98年に3000万円台に上昇。2000年代半ばからの10年間ほぼ横ばいだったが、2020年には4000万円を突破した。
2023年の12球団の年俸合計は319億128万円。1993年は151億9403万円で、この30年で2倍以上に跳ね上がっている。
巨人が平均6807万円でトップ
球団別の平均年俸は、巨人が6807万円で4年ぶりに12球団トップとなった。前年まで3年連続トップだったソフトバンクは6763万円で2位だった。昨季日本一に輝いたオリックスは3525万円で9位(前年は6位)。吉田正尚外野手が米大リーグのレッドソックスに移籍した影響で、平均年俸は397万円も減少した。
選手会は、契約更改に関するアンケートも実施。5段階評価の上位2つ「満足」「大きく満足」を選んだ合計は、阪神が60%で1位となった。2位以下の上位はソフトバンク、ロッテ、ヤクルト、広島の順だった。
バナー写真:契約更改を終え、ポーズをとるヤクルトの村上宗隆=2022年12月9日、東京都港区の同球団事務所(時事)