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マンション価格1億円時代―東京23区 : 不動産経済研究所調べ 2022年度平均価格

経済・ビジネス 社会

夢の一軒家は無理でも、マンションを手に入れて終のすみかとしたい…というのも、だんだん難しくなってきている?都心部では1億円超は珍しくなく、2億、3億円台の物件も増えているようだ。

都心で新築マンションを購入するのは夢のまた夢? 不動産経済研究所(東京・新宿)が発表した2022年度の東京23区のマンション平均価格は、前年度比17.2%アップの9899万円と限りなく1億円に迫り、1990年度以降で過去最高を記録した。地価や工事費が上昇する中、富裕層の旺盛な需要が背景にあるという。

首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)新築マンション平均価格も、前年度比8.6%上昇の6907万円で2年連続で最高値を更新。「パワーカップル」と呼ばれる高収入共働き世帯を中心に住宅需要が堅調なためで、東京以外のエリアも神奈川4.7%上昇の5456万円、埼玉4.2%上昇5135万円、千葉3.3%上昇の4529万円と堅調。一方、発売戸数は12.9%減の2万8632戸と3年ぶりに減少。コロナ禍での物流混乱に伴う資材調達難などが響いた。

2023年3月単月の新築マンション価格は東京23区で前年同月比2.7倍の2億1750万円、首都圏は2.2倍の1億4360万円で、それぞれ初の2億円、1億円の大台を突破。都心で高額物件の発売が集中したことが影響した。

首都圏と東京23区の新築マンション価格動向

バナー写真 : PIXTA

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