「統一選あるの知らなかった」3割、「統一選の意味を知らない」4割―18歳意識調査
政治・外交 教育 社会
生活の基盤を置く市町村にどんな住民サービスを求めるのか、どんな不便を解消してほしいのか。意見を表明する第一歩は選挙権を行使することから!2023年4月は統一地方選挙があります!
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2023年は4年に一度の統一地方選の年。4月9日に道府県と政令指定都市、23日にはそれ以外の市区町村選挙の投開票が予定されている。日本財団が17~19歳の1000人を対象に継続的に実施している「18歳意識調査」で統一地方選について聞いたところ、「具体的な期日も」「近々と」を合わせて知っていた人は33.0%。選挙があることを知らなかった人は29.2%、統一地方選の意味を知らない人が38.8%だった。女性の方が、より関心が低かった。
住民票のある地域で選挙があることを認識していた18歳以上の人のうち、8割以上は統一地方選で「投票する(多分も含む)」と回答。
地方議会に期待することとしては、「住民の意見要望を聴く」が35.2%で最も多かった。しかし、「特に期待しない」はそれを上回る36.1%だった。
近年、地方議員のなり手不足が深刻化している。2019年の統一地方選では、およそ4人に1人は無投票当選で議員になっており、民主主義の根幹が揺らぎつつある。議員のなり手を増やすためにどのような取り組みを進めたらよいか聞いたところ、「若者の議会進出を促進」が49.1%で最も多く、「女性の議会進出を促進」37.2%が続いた。
バナー写真 : PIXTA