回転すし人気ナンバー1のネタは12年連続でサーモン―マルハニチロ調査 : がまんするのは大トロ、ウニ
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ノルウェーやチリ産の養殖ものの台頭ですしネタとしてすっかり定着したサーモン。マルハニチロが毎年実施している調査では、12年連続で「回転すしでよく食べるネタ」のトップとなった。でも…本音では大トロが食べたい?
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かつては、ぜいたくで高級な食事の代名詞だった「すし」。回転すしのおかげで、いまやすっかり、リーズナブルでお手軽な“大衆食”となった。
マルハニチロが毎年実施している「回転すしに関する消費者実態調査」で、全国の15~59歳の男女1万人余りに、すしを店で食べるのか、購入して自宅などで食べるのかを聞いたところ(複数回答)、「回転すしで」と答えた人が72.9%に上った。
回転すし店で「よく食べるネタ」は、「サーモン」が50.3%で2位のマグロ・赤身を15ポイント以上引き離した。サーモンが1位となるのは2012年の調査から12年連続で、「盤石の人気」と言いたいところだが、「がまんすることが多いネタ」には大トロ、中トロ、ウニ、イクラなど の高級ネタが並ぶ。
大トロ・ウニ・ウニ・アワビと注文したい欲望を抑えて、予算の範囲内で満足を得るにはサーモンが必須ということなのかも。
ちなみに、回転すし店を利用する際に1人当たりが支払う額は「1000~2000円未満」が57.9%と最も多く、平均は1690円。約4割の人が月に1回は回転すしを利用している。お財布にやさしいプチぜいたくのコンセプトにはサーモンがぴったりなのだろう。
バナー写真 : PIXTA