Chat GPT「使ったことがある」は4.8%―LINEリサーチ
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「米国や中国などで生成系AI搭載の対話型検索の開発が急ピッチで進んでいる。政府はこうした動向をどうみているか」―3月6日、松野博一官房長官の定例会見で、インターネット動画メディア「ニコニコ動画」の記者が対話型AI「Chat GPT」に作成させたという質問を読み上げて話題になった。SF小説の中のようなことが、現実になりつつある。
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LINEリサーチが3月6日に実施した調査(回答者数1056)で、対話型人工知能「Chat GPT」を「使ったことがある」と回答した人は4.8%だった。Chat GPTは米国の新興企業オープンAIが2022年11月に公開、日本語を含む100言語に対応し、人間同士のやりとりのような自然な文章を生成することで話題を呼び、公開2カ月で世界での利用者が1憶人を突破した。
調査によると、「ChatGPT」の認知は、「知らない」が約7割と多くを占めた。性別・年代別では、男性の方が認知度が高く、男性20代、30代は「知っている」が4割台、40代や60代で3割台後半と続いた。男性20代では15.7%が「使ったことがある」と回答した。
女性はどの年代も認知は2割台にとどまった。
「ChatGPT」について説明をしたうえで、利用の意向を聞いたところ、「ぜひ」「機会があれば」を合わせて約4割が「利用したい」と回答。 一方、「あまり」「まったく」を合わせて「利用したくない」人は約3割、「どちらともいえない」が2割台後半だった。
性別・年代別で「ぜひ利用したい」が最も高かったのは、20代男性の22.9%で、30代、10代男性が続いた。男性の方が積極的な利用意向があり、女性の「ぜひ利用したい」は10代の11.4%が最も高かった。
実際に利用したことがある人に、どんな質問をしたか聞いたところ、「携帯電話料金プランの変更手続き」(40代男性、神奈川県)、「どんな稼ぎ方があるか?」(60代男性、愛媛県)、「数学の解き方」(20代男性、千葉県)などの回答があった。
バナー写真 : PIXTA