国内広告費、7兆円突破で過去最高―電通調査 : ネットは3年間で1兆円伸長
経済・ビジネス 社会
インターネットの普及とともに、テレビの視聴率はじわじわと低下。それを映すように、広告の世界でもネットの勢いが止まらない。3年で1兆円伸長し、ついに3兆円の大台に乗せた。
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電通が毎年実施している調査で、2022年の日本の総広告費は、前年比4.4%増の7兆1021億円で2年ぶりのプラスとなった。1947年の調査開始以来、初めて7兆円を突破し、過去最高額となった。社会のデジタル化が進み、広告の世界もネットがけん引する。
マスコミ4媒体(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞)合計は前年比2.3%減の2兆3985億円となった。このうち、テレビは2.0%減の1兆8019億円。新聞は3.1%減の3697億円。
一方、インターネット広告費は同14.3%増の3兆912億円と堅調。2019年に初めて2兆円を突破してから、わずか3年で1兆円伸長した。企業の販売促進活動でのデジタル活用が進み、リスティング広告やデジタル販促も好調だった。ネット広告が広告費全体に占める割合は43.5%となり、初めて4割を超えた。
バナー写真 : PIXTA