社長輩出トップは12年連続で日大―東京商工リサーチ調査 : 国立では東大10位ランクイン
教育 経済・ビジネス
開学からの歴史が長く、これまでに送り出してきた卒業生が多い大学ほど、社長輩出数は多くなる。日大、慶応、早稲田のマンモス私立大学が上位の常連。
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信用調査機関・東京商工リサーチの企業データベース分析で、2022年の全国の社長の出身大学トップは日本大学の2万609人だった。他大学を大きく引き離し、調査開始以来、12年連続のトップ。2位と3位で競り合う慶應義塾と早稲田は日大のほぼ半数だ。日大の2022年5月時点の学生数(学部生)は6万6395人、慶応2万8641人、早稲田3万7785人と、社長数上位の大学は総じて、学生数の多いマンモス校となっている。トップ10に入った国立大学は10位の東大のみ。
上場企業(地方上場含む)の社長の出身大学は、トップが慶応義塾288人、2位が早稲田227人。国立大学では、東大、京大、一橋の3校がランクインした。
都道府県別では、日大は18都県でトップ。特に東日本を席けんする勢いだ。一方、西日本は地元国立大学、地元私立大学(隣県含む)が健闘。関西圏では、近畿大学が大阪、奈良、和歌山でトップに立った。
東京商工リサーチでは、日大が多くの県で地元大学を上回る数の社長を輩出する背景には、1889年の創立以来、他大学を圧倒する121万人以上の卒業生を送りだしてきたことが理由に挙げられるとしている。また、全国26の付属高校から地方の企業経営者の子どもが大学に進学し、卒業後に再び地元に戻り事業を継承することも多いと分析している。
バナー写真 : PIXTA