島国ニッポン : 36年ぶり数え直しで一挙倍増の1万4125島に
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日本の島の数が一挙に倍増して1万4125に。新たな島が発見されたわけではなく、航空写真による測量技術の進化で正確にカウントできるようになったからだという。17年かけて日本全土を測量したという伊能忠敬先生にも教えてあげたい!
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日本列島―その言葉通り、日本は多くの島で構成されている。これまで日本の島の数は海上保安庁が1987年に公表した「6852」とされてきたが、国土地理院が36年ぶりに数えなおしたところ、倍増以上の「1万4125」の島があった。
2万5000分の1地形図の基となる電子国土基本図を使い、埋め立てなどによる人工島は除き自然に形成された島のうち、周囲の海岸線の長さが100メートル以上ある島を数えた。航空写真などによる測量技術の進化で、入り組んだ海岸線を把握できるようになり、陸続きとしてカウントされていなかったものや、1つの島として扱っていたものが、実は2島だったことが分かり、一挙に倍増した。島の数は増えたが、既に陸地としては把握されていたため、国土面積に影響はない。
都道府県別で島の数が最も多いのは、壱岐島、対馬島、五島列島などを擁する長崎県の1479。僅差で北海道1473、3位は鹿児島県1256だった。行政区分上、伊豆諸島と小笠原諸島が含まれる東京都は635で8位だった。
バナー写真 : PIXTA